COM経由でのExcel操作は地獄?

VBAでExcelを操作するプログラムをC#に移行。 印刷に使用するActiveXオブジェクトを含む雛形ファイルを対象とするため、Managedな操作をするClosedXMLやNPOIではうまく動作せず、Interop.Excel経由で行った。 ClosedXML等と比較して圧倒的に動作が遅いのは当然として、シートをある程度(10枚以上?)コピーするとtmpファイルを書き込めない旨のエラーが発生する。 タイミングは実施するたびに違い、運が良ければエラーが発生しないこともある。 同様のエラーを探したが、結論としてはエラー時にリトライする処理を追加するくらいしかないらしい… https://answers.microsoft.com/ja-jp/msoffice/forum/msoffice_excel-mso_winother-mso_2010/vba%E3%81%A7%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B3/b8b84a3e-d1f8-48a5-8623-04023c8510e8 こういった対処方法は、仕方ないとしても凹みますね。 機会があればネックとなっているActiveXオブジェクトをManagedな操作で置き換えていきたい。

<span title='2018-02-24 00:00:00 +0900 +0900'>February 24, 2018</span>&nbsp;·&nbsp;1 min&nbsp;·&nbsp;tack41

ClosedXMLの画像追加におけるWorksheetの取り扱いについて

C#でClosedXMLを使用してExcelに画像を追加する処理をしていた際、なぜかWorkbookの保存時にObjectDisposedExceptionが発生するという事態になりました。 以下のようなコードです using (XLWorkbook wb = new XLWorkbook(filePath)) { IXLWorksheet ws_src = wb.Worksheet("Template"); using (IXLWorksheet ws = ws_src.CopyTo("1")) { var image = ws.AddPicture(imagePath1); image.MoveTo(ws.Cell(3, 3).Address); image.Scale(.5); image = ws.AddPicture(imagePath2); image.MoveTo(ws.Cell(20, 3).Address); image.Scale(2); } using (IXLWorksheet ws = ws_src.CopyTo("2")) { var image = ws.AddPicture(imagePath3); image.MoveTo(ws.Cell(3, 3).Address); image.Scale(.5); } ws_src.Delete(); wb.Save(); } wb.Save() を実行すると例外が発生します。imageの処理をコメントアウトするとエラーは発生しません。 結論として、Worksheetを割り当てるusing句を外したところ、正常に動作するようになりました。エラー調査の際にOpenXMLのコードもちらっと見たのですが、おそらく画像を追加する際にいったんWorksheetの情報を更新して再割り当てするような処理が必要となります。usingを使っていると再割り当てができないのでエラーになったのではないかと。 ただ、エラー箇所がusing句の中ではなく、Saveを実行した場所というのはよくわからないのですが… 再割り当てできない状態で内部変数をいろいろいじくって、それをファイルに保存する際にそれが検知されてエラーとなる、とかではないかと。 ClosedXMLのサンプルコードを見ていると、Workbookにusing句を使用するものはあるが、Worksheetに使用するものはほとんどない。WorkbookのDisposeで配下のすべてのリソースが解放されるので不要なのだろう。上記書き方が一般的ではないのかも。

<span title='2017-11-07 10:20:41 +0000 UTC'>November 7, 2017</span>&nbsp;·&nbsp;1 min&nbsp;·&nbsp;tack41